フグ豆知識
アクアリウムに関係ありませんが・・・・
フグ毒
フグの毒はテトロドトキシン(Tetrodotoxin)というもので、毒性は青酸カリの10倍らしいです。 フグは抗体を持っているので、他の魚の致死量の約1000倍で中毒死するようです。
フグの毒の単位はマウスユニット(MU)です。某番組で有名になりましたねw
20グラムのマウス1匹が30分で死亡する毒の量が1MUです。
人間の致死量は5000〜10000MUだといわれています。
ちなみにトラフグは570000MUらしいです。
フグの毒はフグ自身が作るという説がありました。
しかし最近の研究によると、細菌が生産したテトロドトキシンを
餌となる貝類やプランクトンをとおし体内に濃縮されていくと言われるようになりました。
ですので、養殖フグによっては毒のないフグもいる場合があります。
アベニーパファやミドリフグとなどはおそらく養殖であると思いますので、
もしかすると毒を持っていない可能性が考えられますね。
ふくらむ
フグは危険を感じたりすると腹部を膨らませますが、これは食道に当たる部分を膨らませています。 アベニーパファが膨れたというのを見る事がありますが、 魚に負担がかかるらしいので面白がって無理やり驚かしたりしない方がいいそうです。
フグの歯
フグはほとんどが融合した4つの歯を持っています。
ミドリフグの学名は Tetraodon nigroviridis
ハチノジフグの学名は Tetraodon biocellatsu
ですが、TetraodonというのはTetra(4)odon(歯)つまり「4つの歯」を意味します。
毒のテトロドトキシン(Tetrodotoxin)も学名にtoxin(毒素)をくっ付けた感じになってますね。