体長と全長の違い
魚の大きさを言うときに全長○cmや体長○cmといいます。
アクアリウムの世界では普通は全長で書いてありますが、
この『全長』と『体長』の違いに気をつけてみると なかなか面白いものです。
図を用意してみました。テキトーですみません。一応ベストは尽くしました。
全長は吻端(口の先)から尾ビレの端までの長さです。
このとき尾ビレは閉じた状態です。
体長は吻端から尾柄先端(尾ビレの付け根の先端)までの長さです。
全長と体長の違いが解っていただけたでしょうか?
簡単に言ってしまえばシッポを含むか含まないかの違いです。
さて、ここでアクアリウムの世界ではよく使われる『全長』が時には
不便であることに気がつきましたか?
金魚だと、ワキンとコメットやシュブンキンが良い例です。
この2つのタイプの金魚の違いと言えば尾ビレの長さです。
体長が同じくらいでもコメットやシュブンキンの尾ビレはワキンの倍以上の長さになります。
だから、見た目はコメットの方が小さくても全長を測ってみると ワキンよりコメットの方が大きくなるということもあります。
以前テレビのニュースの特集みたいなコーナーで見たのですが。
大きな金魚がうちに居るとかいうのをやっていました。
たしか全長30cmくらいのワキンがいるいうものでしたが、 その数日後にうちにはもっと大きい金魚が居るという連絡があり、 行ってみるとコメット(シュブンキンかも)がいて見た目は明らかに前日の方が大きいのに 全長で測ったためコメットの方が大きいと言う結果になってしまいました。
見た目は大きいのに全長では小さいからなんてあまり納得できませんよね。